一ノ関の駅前でラーメンの昼食を済まし、宿泊していたホテルに戻った。
ホテルのロビーでスマホの充電をさせて貰おうかと。
モバイルバッテリーが全く役に立たないからね笑

その間にインスタの1本でも上げておけばいいのに。
きっとボーっと過ごしていたような気がする笑
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一ノ関12:46発の大船渡線に揺られること約30分
猊鼻渓に到着🚃

駅から船発着場まで徒歩5分。

14時出発の舟下りに十分間に合う。

関西から東北はやはり遠く無知だったが
2011年の東日本大震災で「大船渡」と言う町の名前も
「大船渡線」の名も耳にした。

その列車に乗っていることにとても不思議な気持ちになったし、
平日の昼間にローカルワンマン路線、
2両はあったのだろうか?
大きなキャリーバッグを転がす外国人観光客でいっぱい。
少し異様な光景にも感じた。
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舟下り乗り場の近くには猊鼻渓と名付けた佐藤猊巌の銅像があった。
ここで確認だが「猊鼻渓」はちゃんと読めているだろうか?

「げいびけい」と読む。

何度目にしても慣れない名だ。
私はいまだ幾度となく確認しながら名を記す笑

「名勝日本百景 猊鼻渓舟下り」は
往復で1時間30分
料金は1800円

「いい値段取るなー」と初めは思ったが、体験してみて
所要時間と満足度を鑑みたら安いぐらい!と言う感想に変わった。
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川下りの経験ってある?

何度も話しているが私の父は熊本の人間で
自宅の目の前には日本三大急流「球磨川」が流れているようなのどかな…
もっと簡単に言うと過疎地に生まれた。

この際、2020年の豪雨は頭から外そう。

川下りの話に戻すね。
わたしは「急流」と呼ばれる川下りしか経験がないわけ。
他の旅を総じても、急流がメインだったと思う。

だからこそ不思議だった。
急流を下れば、もどりの為にバスが迎えに来ることがほとんだ。

しかし。こちら猊鼻渓は下った後にバスが迎えに来てくれる様子もないし。
どういう事なんだろう?と疑問に思ったが…
「ま、行けば何とかなるか!」とよく分からないまま訪れ理由がわかる。

信じられないほどの穏やかな川。
往路は一応逆流、川を上っていくのだが
船頭が棹一本で操る「舟下り」

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穏やかな時間が流れるが
砂鉄川の浸食でできた高さ100メートルの絶壁に奇岩、洞窟、滝など迫力のある絶景!!

私は船頭さんと近かったので
「せき止めたうえでこの川下りのエリアを作ったのですか?」など、
色々質問した。
どうもそうではないみたいだね~。

上級国民が避暑として昔から利用していたが公にしなかった、誰にも教えなかった、ってのが
どうも腑に落ちる言い方だった。

船頭さんの観光案内はユーモアにあふれていて楽しい♪
1人で舟をこぎながら腹式呼吸で発する言葉はとても軽快で
熟練の技だとすぐわかる。
その上、乗客を飽きさせない。
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30分のち上流で一度下船し、その近辺を各自観光するのだが
岩手県が生んだメジャーリーガー菊池雄星投手でも入らなかった「運玉投げ」のチャレンジがあったり

私も色んな所に観光に出かけているが
こちらの「舟下り」はよく出来てる、そして丁度良い。




今年の猛暑は異常なほどで、普段ならもっと色づいていても良かったと思うが
残念ながら紅葉には恵まれなかったけど

新緑季節も良いだろうし、春、そして初夏、藤が咲くころはまた良い。
そして懸念の冬は「こたつ舟」が登場するらしい。

今回の岩手の旅の中でこちら「猊鼻渓舟下り」が一番の思い出になった👍

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