
角館武家屋敷通りは、約400年前の城下町の面影を今に伝える歴史スポット。
「みちのくの小京都」とも呼ばれ、
黒板塀が続く美しい町並みは
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
かつて武士が暮らした屋敷が数多く残り、
春のしだれ桜や秋の紅葉とともに、
江戸時代へタイムスリップしたような風景を楽しめる。
一般的に城下町は防衛のため道幅が狭くなっていることが多いが
角館武家屋敷通りは道幅約11mとかなり広いのが特徴的。
戦火に焼かれることなく受け継がれてきた角館の町並み。
往時のまま残る広い武家屋敷通りをゆっくり歩けば、
かつてこの道を行き交った武士たちの足音が聞こえてくるようだ。





pic2~6「小田野家」
角館を代表する中級武士の屋敷の一つで、
仙北市指定史跡に指定。
小田野家からは「解体新書」の挿絵を描いたことで知られる秋田蘭画の画家・小田野直武を輩出。
現在の建物は1900年(明治33年)の大火後に再建されたものだが
武家屋敷らしい落ち着いた佇まいを残している。
手入れの行き届いた庭園や大きなモミの木も見どころ。












pic7~18「河原田家」
会津の戦国大名・芦名氏に仕えた家臣の流れをくむ家柄で、後に佐竹北家に仕えた。
現在の主屋は明治中期に建てられたものだが
江戸時代の武家屋敷の間取りや格式を色濃く残しており
仙北市指定史跡にもなっている。
見学の大きな魅力は、スタッフによる丁寧な案内(時間指定あり)
玄関の使い分けや武士の暮らし、
客人を迎える座敷の役割などを分かりやすく説明してくれ、
ただ建物を見るだけでは気付けない発見があった。
表座敷はこの地方特有の書院造りとなっており、
蝶をあしらった欄間や襖絵など、
武家の美意識を感じられる見どころが随所に残されている。
座敷から眺める枯山水庭園は非常に美しく、
苔や樹木によって山水画のような景観が表現されている。
その庭には第17代当主河原田次繁の盛岡高等農林学校の同級生である宮沢賢治から、
結婚祝いとして贈られたユリノキが植わっている。
(※小田野家…拝観無料 河原田家…拝観料500円)
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